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組織の非情(工藤と桑田)

 工藤投手に対し、球団から年棒アップとは別に「再々契約金3000万円」が贈られた。FAしなかったことやファンサービスの報奨金のようだが、堀内監督から引退勧告された桑田投手と比べたら好対照だ。


 そもそも工藤投手と桑田投手は考え方からかなり違う。年を重ねても三振のとれる投手を目指す工藤と効率的なアウトを目指す桑田。デビューから自分の型を守る工藤と状況に応じて対応する桑田。先発にこだわる工藤とリリーフでも気前よく行く桑田。
 不器用で一徹・哲学者的な工藤と器用でお人よし・科学者的な桑田という構造だろうか。
 デビュー当初は圧倒的に桑田投手の方が成績がよく、巨人の先発の柱だったのだが、途中からリリーフもこなし勝ち星から遠ざかった。西武から巨人へ移籍した工藤投手は隔年に成績がいいというローテーションを繰り返し、先発を続けた。5歳の年の差がある両投手はその先発・リリーフ両用の酷使からか、桑田投手の方が年上かと感じるほどだ。
 工藤投手の隔年活躍という方法は年棒アップには非常に効果的だ。プロ野球にはアップには限度がないがダウンには限度があるからだ。その工藤投手も巨人に移籍した1年だけは隔年ではなく2年連続で活躍をしなければならなかった。その反動は今まで以上に翌年に来た。だが、活躍しない年に回復させることで工藤投手の選手寿命は大幅に延び、200勝投手の仲間入りをすることができた。
 一方酷使された桑田投手の200勝投手は今の巨人の方針ではほとんど不可能だろう。もし、桑田投手が工藤投手のように先発にこだわり隔年活躍を貫いていれば、もうとっくの昔に200勝投手になっていた。
 工藤投手と桑田投手。巨人軍は酷使されても巨人に尽くしてきた桑田投手よりも自身の成績にこだわった工藤投手に報奨金という形で報いた。巨人とという組織の非情さがよくわかる事例ではないか。
[ 2004/12/23 13:29 ] 巨人 | TB(1) | CM(-)
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