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過ちは取り返せないのか(選手と契約)

 上原投手のメジャー挑戦要求に対し巨人清武代表の返事はやはり拒否。それも「巨人はお金で選手を売るというようなことはしない」というもの。もはや上原投手がメジャーへ行くために独自で交渉を行なうとすれば、可能性はオフの自由契約だけとなった。


 上原投手はエンゼルスとの二者択一で迷ったがメジャーを断って逆指名で巨人に入団した選手だ。なるほど今さらメジャーへ行きたいというなら最初から行ったらよかったのかもしれない。だが、母校東海大仰星高校の恩師と東海大関係の原監督親子の強い説得を仕掛け、長嶋監督まで用意した巨人に実績もない大学生の気持ちが動いたとしてそれが永久に取り返せない過ちだろうか?さらにもしかしたら前年の高橋由伸選手の噂と同じく契約金以外の大きい何かが動いた可能性もある。そんな手段で入団させた巨人は入団という事実に自己責任で契約金などを支出したはずだ。途中で巨人を出るからといって契約金を返す必要などどこにもない。責任を選手に押し付ける理由はない。
 では、逆指名の時点でメジャーという意志を捨ててしまった上原選手は永久的に日本のプロ野球に奉仕しなければならないのだろうか?今は権利としてFAがあるため一軍で活躍した選手にはまだ永久ではなくなったのが救いだが、巨人入団が一度の過ちとしてその過ちを改めるには野球を捨てなければならないほどの過ちだろうか?間違いと気づいた時点で人生をやり直せる選択肢がなぜ作れないのだろう。
 巨人はお金で選手を売ることはしないという。しかしもっと問題なのは日本の宝である人材をたくさん集めて埋もれさせてしまっていることではないか。そこから出て行きたいと目覚めた選手にその道を用意してやることの方がお金で選手を売らないことよりも大切なことだ。今やらないといけないことは、巨人も球団の枠を超えて日本の野球のために根本から制度や組織を改革しメジャーに負けない魅力あるものとする努力を始めることではないだろうか?球団選手も本気で立ち上がってほしい!

リンク記事:メジャーへの目標と球団の対応(上原投手の理論)(2005.1.18)、プロ野球改革のタイムリミット(2004.11.16)、プロ野球改革のタイムリミット2(ファンサービスと選手の意識)(2005.1.17)

参考記事
「上原よ頼む…日本球界支えろ」
 ポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍を志願した巨人・上原浩治投手(29)について、母校・大体大野球部の中野和彦監督が、慎重な決断を求めた。プロ入り時にメジャーか巨人かで悩んだ姿を知る恩師は、上原の夢を追う姿勢に理解を示す一方、米国への人材流出による日本野球界の衰退も考慮するよう促した。

 「上原のことを思えば頑張れという気持ちだが、監督の立場からすると、日本野球のことを考えたら行くべきじゃない。上原にはこの両面を考えて最終決断してほしい」。上原の母校・大体大野球部の中野監督は、上原の気持ちも考えた上で、こう言った。
 上原は巨人に、今季終了後、ポスティングでのメジャー移籍を志願している。FA権取得まで待てば、早くても4年後。中野監督は「彼も大学で(体育学を)勉強し、年齢的なピークは知っている。40歳までプレーしたいはずだし、そこから逆算して考えているのでは」。だが気になるのは、日本球界の衰退だ。
 大学野球部の監督として、少子化問題に直面している。プロ野球のテレビ視聴率も低下。球界を代表する右腕・上原に、日本野球界を支えてほしいという気持ちも強い。
 98年秋、上原は進路を米大エンゼルスか巨人か、決めかねていた。その時の相談相手が中野監督。「あのときはメジャーの夢を追うか現実を追うか、あの子も悩みました。ただ巨人に入れば、FA権取得までアメリカに行けないのはある程度、覚悟の上だったとは思います」と振り返る。慎重に決断してほしいというのが本音だ。
 上原はこの日、川崎市内のジャイアンツ球場で調整。「そろそろバッティングピッチャーをやろうと思う」と肩の仕上がりは順調だ。しかし交渉については「進展はないよ」と話すのみ。着地点の見えない状況で、恩師の言葉は届くか。
(デイリースポーツ1/22より引用)
[ 2005/01/19 21:31 ] 巨人 | TB(6) | CM(-)
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