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野茂投手に学ばない日本(上原投手をメジャーへ2)

 野茂投手がヤンキースの属するアメリカンリーグ東地区フロリダのタンパベイ・デビルレイズとマイナー契約を結んだそうだ。開幕までにメジャー契約を目指すそうだが、過去にも経験があり野茂選手は全くマイナー契約を全く気にしていないだろう。ぜひとも開幕までにメジャー契約して新しい球団で大活躍を期待したいと思う。


 ところで、野茂投手といえばメジャーリーグ挑戦の先駆者。もはや忘れられようとしているが、1994年に複数年契約と代理人制度の導入を近鉄球団に要求したが交渉が決裂した結果、任意引退選手としてメジャーへ渡った。ドジャーズとの契約では年棒980万円だった。
 1995年2月メジャーへ旅立つ野茂投手に対し、日本のスポーツ・メディアはほとんどすべてが野茂投手をバッシングした。野球解説者もほとんどが「わがままだ」「日本を捨てる気か」「愛国心がない」「どーせ失敗して逃げて帰ってくる」 「メジャーはそんなに甘いもんじゃない」とテレビや新聞で発言していた。近鉄フロントも「君では客は呼べない」と発言し、当時の吉国コミッショナーは「第二の野茂を出すな」と大号令を発したほどだ。
 この発言や報道の過去を消してしまいたいマスコミや解説者は多いことだろう。野茂投手が活躍するやいなや「野茂は日本の誇りです」と発言した吉国コミッショナーの無責任な態度を野球ファンは忘れはしない。
 さらには近鉄球団社長はは後にドジャースとの業務提携まで行い「野茂が日本球界に復帰することになれば近鉄としては温かく迎えたい」と発言をした。
 忘れてはいけないことがある。野茂投手が要求した複数年契約と代理人制度は今では日本では普通のことになったということだ。後で結局認めるのならば最初から拒否して話を聞かない態度をとらず、選手の話を聞く態度が重要なのではないか。先駆者の発想に球界も解説者もついていくことができなかっただけなのだ。
 だが、そのついていけなかった人たちは先駆者をバッシングする。なぜ気持ちよく送り出すことができないのだろう。
 それがルールだと言って話を聞かない人が多すぎる。現実としてルールは変わってきたではないか。
 FAもポスティングも将来は大きく変わっているだろう。ルールを守れと言う前にそのルールを守ることがいいことなのか悪いことなのかを見極める能力が必要だろう。
 マスコミに踊らされてもマスコミは責任を取ってくれるわけではない。野茂投手が身をもって証明してくれているではないか。
 改めて上原投手の話を聞くときが来ていると思う。

参考記事
「野茂がデビルレイズへ マイナー契約で入団」
 米大リーグ、デビルレイズは27日、ドジャースを退団した野茂英雄投手(36)と、マイナー契約を結んだと発表した。今春のキャンプには招待選手で参加し、公式戦開幕までにメジャー契約を目指す。
 野茂は発表の中で、「デビルレイズと合意に達し喜んでいます。シーズン開幕時には先発ローテーションに入れるよう、一生懸命練習し、全力を尽くします」とのコメントを寄せている。ドジャースから始まった所属はこれで6球団目になる。
 野茂は大リーグ10季目だった昨季、つめを割ったり肩の炎症などで故障者リストに入っていた時間が長く、18試合の登板で4勝11敗、防御率8・25に終わった。
 しかし、通算では118勝101敗。1995年には新人王に選ばれ、ノーヒットノーランを2度記録するなど実績は申し分なく、開幕までにメジャー契約に切り替えるのは十分可能だ。
(共同通信1/28より引用)

「野茂デビルレイズ、先発手薄日米200勝だ」
 金より名誉を選んだ。日米通算200勝まであと4勝に迫る野茂英雄投手(36=前ドジャース)が27日、ア・リーグ東地区のデビルレイズとマイナー契約で合意した。メジャー6球団目となる新天地で、キャンプでは招待選手扱いとなる。開幕ロースター40人に入れば1年80万ドル(約8400万円)を手にする契約だが、昨季年俸から約10分の1に激減。金銭条件よりも、球団創設から7シーズンで1度もAクラスがないという手薄な先発陣に目を付け、出場機会を優先した形となった。
 メジャー通算100勝、2度のノーヒットノーラン…。日本人メジャーのパイオニアとして華々しい実績を積んだ野茂が、出場機会にこだわった。デビルレイズはお世辞にも優勝候補とはいえない。ヤンキース、レッドソックスの「2強」がいる同地区で、98年の球団創設から6年連続最下位(5位)。昨季こそ4位に“浮上”したものの、観客動員約127万人もブービーの29位、今季総年俸約34億円は最下位となることが確実…。そんな「お荷物球団」だからこそ、野茂にはチャンスと映った。
 日米200勝まで残り4勝。ただ登板機会がなければ夢の数字には届かない。当初は慣れ親しんだナ・リーグで全30球団勝利のチャンスも広がるフィリーズ、アストロズが有力候補に挙がっていた。4球団が興味を示したという争奪戦で急浮上したのがデ軍だった。昨季の2ケタ勝利投手は1人。「人材の宝庫」とされる野手に比べ、傘下マイナーに即戦力投手もいない。デ軍としても経験豊富なベテラン投手をターゲットにしていた。代理人の団野村氏が「メジャーの先発で投げるのが彼の夢だった」と話すように、デ軍側のニーズと合致した。
 契約合意に達した野茂は「デビルレイズと合意に達し喜んでいます。シーズン開幕時には先発ローテーションに入れるよう、一所懸命練習し、全力を尽くします」とコメントを寄せた。条件は決して恵まれたものではない。屈辱的ともいえる99年以来、2度目のマイナー契約で年俸は昨季900万ドル(約9億4500万円)から91%もダウン。しかもロースター40人枠に入らなければこの年俸も保証されず、キャンプには招待選手として参加するため開幕メジャーに残れなければ解雇が待つ。昨年は右肩痛で2カ月も故障者リスト入りするなど自己ワーストのシーズン。だが復帰後は最速91マイル(約146キロ)まで回復するなど、マイナー契約でも自信と勝算はある。
 チームは弱くても注目地区だけに、名門球団を苦しめるピッチングさえ戻れば商品価値も再び上がる。前マリナーズ監督で、日本人選手に理解があるピネラ監督というのも追い風だ。契約には復活を期す野茂への期待料を込めて、200投球回突破で70万ドル(約7350万円)の出来高も付いた。「いろいろと条件、現状などを考えて、一番いいのがタンパベイだった」と団野村氏。ハリケーンならぬトルネードが、フロリダに上陸する。
(ニッカンスポーツ1/29より引用)

「まるで反逆者のように」
 2000年7月2日、デトロイト・タイガース対カンザスシティ・ロイヤルズ。両チームの先発ピッチャーは、野茂英雄と鈴木誠だった。8回途中まで無失点に押さえて降板した野茂は、7奪三振で衰えぬフォークの威力を見せつけた。一方、好投していたマック鈴木には打線の援護がなく、結局、勝利は2-0でタイガースの手中に。野茂がようやく今季3勝目を挙げた瞬間だった。
 それにしても、メジャーリーグの舞台で日本人投手が投げ合う時代が20世紀のうちに来ようとは。正直、驚かずにはいられない。ゲームを衛星放送で観戦しながら、私は6年前のことを、つい昨日のことのように思い出してしまうのだ。MLBのヒーローとして日本人の誇りである彼が、まるで反逆者のように扱われた光景を。
 野茂英雄の反乱――。'94年のシーズンオフ、スポーツマスコミは、近鉄バッファローズを退団してのメジャー行きを宣言した26歳の野茂を非難しつづけた。野球評論家のほとんどが、こう言って彼を罵った。
「自分の投球がメジャーで通用するとでも思っているのか」
「勘違い、自信過剰もはなはだしい」
 その当時、野茂は「メジャーへ行くなら日本球界から永久追放だ」と球団から宣告されていた。鈴木監督との確執も伝えられていたこともあり、味方は誰一人いなかった。フリーエージェント制も確立していなかったその時代、野茂は、選手生命はもとより自分や家族の人生を賭けてメジャーへの移籍を望んだのである。
(小松成美氏著取材のエンガワVol.18野茂英雄の"夢"より引用)

「英語を覚えるために行くわけじゃない」
 彼がロサンゼルス・ドジャーズ入りを決めたときを思い出してほしい。マスメディアの反応は、あたかも失敗を期待しているかのようであった。「どうせ失敗して逃げ帰ってくるさ」「大リーグはそんなに甘いもんじゃない」
 プロ野球関係者も、当然それに同調する。今に始まったことではない。まさに見渡す限り敵だらけ、という様相を帯びていた。大げさでなく、四面楚歌の状況であった。
 それはまるで、学校や会社を中途で去っていく者を快く送り出すことができない、この国の社会の縮図を見ているようであった。
 言葉ができないのは大きなネックだ、という笑い話のような評論家の言葉や、挙句の果てには代理人のダン・野村氏を悪役に仕立て上げるという、「大きなお世話」というレベルの話題までが彼を不機嫌にさせた。
 代理人を誰にしようが、野茂本人が決め、納得したことなのである。外野がとやかく言うような問題ではあるまい。
 しかし、こうした逆風ともいえる状況にあって、野茂はそれらの批判を、ただ一身に受けるのみであった。
(二宮清純著勝者の思考法より引用)
[ 2005/01/28 10:19 ] 巨人 | TB(26) | CM(-)
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野茂の新天地決定!!!
よっしゃ!野茂がデビルレイズとマイナー契約を結びました!フロリダだからちょっとLAからは遠いけどまあ良しとしよう。それにしても意外な移籍先だったな~(代理人には疑問を感じるけど)面白い。まあどうせスプリングトレーニングで結果を出せば、開幕はメジャーだろう
[2005/01/28 13:32] ジンタのテニス人生!
NOMOはデビルレイズへ
昨シーズン限りでドジャースを退団した野茂英雄が、来シーズンはデビルレイズとマイナー契約で合意。メジャー通算100勝以上の実績を誇る野茂ですらマイナー契約ということで、メジャーの厳しさが改めて日本人選手にもわかったんじゃないでしょうか。ノリも契約内
[2005/01/28 19:37] Jumble Box
野茂投手、デビルレイズへ
野茂デビルレイズへ、マイナー契約で入団 デビルレイズは27日、ドジャースを退団し
[2005/01/28 19:43] a Boy
『上原選手の日記』とNyama
昨日のコメントにともともさんが上原選手のホームページの日記のアドレスをはりつけてくれたので1/25の日記を見てみました。
[2005/01/28 20:24] とNyama
上原トレード志願。この際日米トレードでもどう?
ポスティングでの早期メジャー移籍を希望する上原の決意は、想像以上に強固だった。2月1日からの春季キャンプ自費参加が決定的となる中、上原の代理人を務める加藤弁護士はこの日、スポーツ報知の取材に答えて、巨人以外の球団からポスティングでメジャー移籍を目指す考え
別に狙ったワケじゃないが...
HIDEO NOMOがD-RAYSに決まり、(マイナー契約だが、けがさえなければ、楽勝で問題なし。てゆーか、エースじゃん、面子的に。)で、井口がW-SOXに。で、今年の観戦もどこかで日の丸選手付観戦になってしまう模様。まあそれにしても、この10年でよくぞここまで輸出でき
移籍(ポスティング)騒動
一番悪いことは制度を変えようとしない体質なんだよね。迅速に対応しないと堂々めぐり。選手・経営者・コミッショナーが一緒に議論してねーからこうなるし、コミッショナーがリーダーシップとらないとね。そういう人選して体制を作らないと。
どこまで問題をこじれさせる気なんですか!?
日本って「世界」じゃないの?海外で大きくなるということは以前,この二つの記事でメジャーリーグへ行こうとする野球選手を通じて,「海外へ出ること」の意義を私なりに書いてきました。私は,基本的に海外へ「転戦」することに対しては比較的肯定的です。今日本で栄えて
[2005/01/29 00:24] 最高10点,穴だらけ
野茂投手 マイナーからの出発
そして同じ日に野茂投手がタンパベイ・デビルレイズとマイナー契約を結んだことが発表になりました。野茂がデビルレイズへ マイナー契約で入団マイナー契約ですが木田投手と同じくインバイティでメジャーキャンプには参加できるようです(インバイティのことは以前記事に書
[2005/01/29 00:34] ♪ともともの独り言♪
野茂の移籍先決定したみたい
どうやらデビルレイズに決まったみたい。マイナー契約らしいけど、野茂ならきっと這い上がってくる。これまでも何度も「もう終わり」って状況から這い上がってきたんだ。しかも涼しい顔して。こんな男を周囲はエースと呼び尊敬するんだろう。俺は野茂が好きだ。そういや一回.
井川も上原も行ってらっしゃ~い。
ポスティング制度利用のメジャー挑戦を訴えるタイガース井川とジャイアンツ上原。これにプロ野球系のBlogやサイトは喧々諤々。ワタシは思う。「何をこんなに騒いでいるのだろう?」と。メジャーを目指していたはずなのにライバルチームへ移籍してしまった稲葉選手。同様
[2005/01/29 00:52] ジユウノツバサ
Fullmoon Athlete
ポスティングシステムによるメジャー移籍を希望する阪神・井川慶投手の代理人・橋岡宏成弁護士が申請期限いっぱいの3月1日まで訴えを続ける考えを球団側に申し入れた。沖縄キャンプには「自費参加」の形で合流し、メジャー移籍の主張も並行して続ける極めて異例の展開と...
[2005/01/29 11:12] さいたまblog
いやー、野茂投手のことがあったからこそですね。
やっぱり、私には上原投手や井川投手は野茂投手と一緒にはできません。ふたりは、入団の時点で野茂投手の入団の経緯を知っていたわけですから、ルールを変えたいならゴリ押しでなく選手会としてなり何なりの交渉方法をとるべきでは?今の状態は一選手の話になってしまって
[2005/01/29 12:19] ベアストン
[ MLB ] 野茂選手、デビルレイズとマイナー契約
livedoor SPORTS | 野茂デビルレイズとマイナー契約「ローテ入りしたい」
[2005/01/29 15:05] ジコリュー!Blog
ポスティングについて
ポスティングは選手の権利ではありません。あくまで球団側が放出するときのひとつの方法でしかありません。選手と球団とは互いに期間を決めて契約してるのですから、選手にはその契約期間を満了する責務があります。もちろん選手が移籍を希望するのは自由です。が、それは...
野茂選手デビルレイズへ
最近、ドジャース入りを噂されている、ある日本人選手のせいで不愉快な気分だったのですが、今日は久しぶりに、良いニュースです。野茂選手が、マイナー契約ながら、デビルレイズに入団が決まったそうです。スプリッター系以外のコントロールさえ戻れば、まだまだがんばれ
[2005/01/29 16:24] 広場の天使
旬って何よw
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[2005/01/29 18:21] GOO-SPO
野茂がデビルレイズとマイナー契約
ロサンゼルス・ドジャースからFAとなり、移籍先を探していた野茂英雄、今シーズンのチームがタンパベイ・デビルレイズに決定しました。まずはマイナー契約です。スプリングトレーニングには招待選手として参加し、認められればメジャー契約に切り替わって開幕を迎えるという
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大リーグの野茂投手の移籍先が27日に決定した。 移籍先は、タンパベイ・デビルレイ
[2005/01/29 23:56] jfumyk
野茂 デビルレイズへ
 ドジャーズを自由契約になった野茂が27日、タンパベイ・デビルレイズとマイナー契約を結んだ。[スポーツナビ・時事通信]
[2005/01/29 23:57] ざわ と~く
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パイオニア・野茂の心意気に拍手!
Sankei Web スポーツ (01/28 08:51)野茂がデビルレイズへ マイナー契約で入団 野茂英雄投手が、自身のメジャー通算6球団目となるデビルレイズとの契約を結んだ。契約そのものはマイナー契約だが、野茂はそんなことには拘泥せず、シーズン開幕時には先発ローテーショ
[2005/01/30 00:26] 訳知り爺ぃのつぶやき
旬って何よw
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[2005/01/30 16:15] GOO-SPO
野茂投手、デビルレイズへ。
次の球団がなかなか決まらなかった野茂投手がタンパベイ・デビルレイズと契約しました。野茂がデビルレイズへ マイナー契約で入団Rays sign veteran Nomo2001年シーズンのレッドソックス以来、4年ぶりにALに戻ってきます。また、野茂投手のピッチングが見れる、
[2005/01/30 22:38] 猫又通信
野茂英雄:ラストマウンド?
  大リーグを日本に紹介した男、野茂秀雄が、大リーグ人生をかけて春、マウンドに立つことになった。大物FA選手の行き先が決まった今、各球団は脇役選手の掻き集めに忙しく動き始めた。こんな時期になっても、野茂秀雄が契約されていないのは悲しい。どんなに実績を残して
[2005/01/30 23:49] Whats Up Matsui?
マスコミとファンの心理 - 上原投手と井川投手の移籍問題 -
上原投手と井川投手のメジャーリーグ移籍問題ですが、井川投手は今シーズンの移籍は断念したようですが、上原投手の件はまだ決着していません(今年の移籍は無いと思いますが)。ただ、来年以降問題が再燃する可能性は大でしょう。記事を書くに当たっては色々なブログも参考
[2005/02/01 00:12] ノーリーズン再び
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